「アリインを摂ると本当にテストステロンが増えるのだろうか」

「増えるなら積極的に毎日たまねぎやニンニクを食べて行きたい」

アリインは確かにテストステロンを増加させます。

しかしながら、安易にアリインを摂ろうと考えていませんか?

結論からいうと

  • アリインといっても効果が高いのはタマネギアリイン
  • タマネギアリインは食事からは摂りにくい
  • アリインだけに固執する意味がない

といったところです。

今回はアリインとテストステロンについて書いていきます。

アリインといっても効果が認められているのはタマネギアリイン

アリインといっても

  • ラッキョウ
  • たまねぎ
  • ニンニク
  • 長ネギ
  • ニラ

などさまざまな食物に含まれています。

しかしながら、研究によりテストステロンを増やす結果が出たのは今のところ

タマネギアリイン

だけです。

28amL-005 含硫アミノ酸含有タマネギエキスの機能性評価(1) ― アンドロゲン増加と抗老化作用 ― ◯井口 和明1 ,永島 崇志1 ,相澤 優衣1 ,冨岡 若菜1 ,山本 博之1 , 海野 けい子1 ,武田 厚司1 ,片柳 悠紀2 ,福富 竜太2 ,鈴木 麻衣子3 , 今井 伸二郎(3 1 静岡県大薬,2 日清ファルマ,3 静岡県大院食品栄養環境) 【目的】含硫アミノ酸を多く含むタマネギにはアンドロゲン増加作用が認められ ている。一方、加齢にともなうアンドロゲン低下が生活習慣病等の疾病の危険因 子と考えられ、その低下を抑制することが重要である。本研究では、老化モデル マウスを用いてアンドロゲン低下に対するタマネギエキス(Ox)の効果を検討した。 【方法】タマネギは含硫アミノ酸含有率を高めた方法でエキスを調製した。老化 促進モデルマウス(SAMP10, 雄)を用い、28~42 週の間、Ox を自由飲水で摂取さ せた。対照は非摂取群および若齢(11 週齢)を用いた。アンドロゲン増加作用は血 漿テストステロン(T)値、精巣およびライディッヒ細胞の初代培養、下垂体 LHβ mRNA 量により評価した。生存率、精巣組織像等についても検討した。 【結果・考察】Ox 摂取により血漿 T 値は 3.2 倍、有意に増加した。精巣初代培養 では Ox 摂取マウス精巣の T 基礎分泌は、非摂取群に比し約 1.8 倍に増加し、Ox 摂取は精巣 T 分泌能の低下を抑制することが示唆された。精巣ライディッヒ初代 細胞において、Ox 摂取群の T 基礎分泌は若齢群とほぼ同じレベルまで回復増加し ていた。また、絨毛性ゴナドトロピン刺激により、T 分泌量は Ox 摂取群で 4.0 倍、 非摂取群で 4.1 倍増加し、T 分泌量の増加は摂取の有無による差はなく、Ox 摂取 が精巣のゴナドトロピン刺激に対する反応性には影響しないことが考えられた。 精巣、精巣上体の重量に Ox 摂取の影響はみられなかった。下垂体 LHβ mRNA は Ox 摂取で増加し、下垂体に対してもゴナドトロピン増加効果が認められた。以上 のことから、Ox には加齢によるアンドロゲン低下を抑制する作用のあることが示 唆された。また、42 週における生存率は Ox 摂取群で 92%、非摂取群で 64%であ り、アンドロゲン増加が生存率と何らかの関連があることが示唆された。
引用:日本薬学会

少しわかりにくいですね。

こちらはどうでしょうか。

日清ファルマは3月20日、タマネギに多く含まれるタマネギアリインがテストステロンの低下抑制作用のメカニズムを明らかにしたほか、テストステロンの低下抑制が老化による性行動の減少の改善につながる可能性が示唆されたと発表した。 テストステロンは男性ホルモンの1つ。加齢によって低下することが以前から明らかになっており、低下が原因で抑鬱や筋力低下、疲労感、性機能低下といった症状が起こる症状を「男性更年期障害」と言う。タマネギアリインは、含硫アミノ酸のうちタマネギに多く含まれるイソアリイン、シクロアリイン、メチインの総称。テストステロンの低下抑制作用を持つ成分として2006年に東海大学が発見したが、これまでそのメカニズムはわかっていなかった。 同社は、タマネギアリインの新しい機能性の発見などを目的に、2010年から静岡県立大学と研究チームを結成。研究チームは、老化促進マウスにタマネギエキスを投与する実験を行った。すると、老化にともない減少する血中テストステロン濃度が3.2倍増加し、精巣細胞のテストステロン分泌能力が若齢マウスと同等レベルにまでに回復していることが確認できたという。さらに、タマネギエキス投与群は生存率が高かったことから、テストステロン増加と生存率の間には何らかの関係があることがわかったという。
引用:タマネギの成分で加齢による男性の性欲減退を防げる!? – 日清ファルマ | マイナビニュース

日本薬学会のデータを噛み砕いて載せているので、こちらのほうがわかりやすいかもしれません。

要するにマウスレベルではありますが、タマネギエキスを投与し続けると血中テストステロン値が改善したのです。

たまねぎに含まれているアリインは全部で3種類。

  • メチイン
  • イソアリイン
  • シクロアリン

これら3種を総称してアリイン類、またはタマネギアリインといいます。

テストステロンを増やすには、この3つのアリインを摂取すれば良いというわけですね。

しかしながら、問題点があります。

アリインは非常に繊細な栄養素です

アリインという栄養素は、非常に繊細でかんたんに変化する性質を持っています。

  • 刺激に弱い
  • 熱に弱い

ひとつずつ説明します。

刺激に弱い

刺激に弱いというのは、切ったり潰したりするのに弱いということです。

つまり、たまねぎを潰したりみじん切りすると、アリインは期待する性質を失うのです。

なぜ切ったり潰したりするとアリインの性質が失われるのかというと、葉肉貯蔵細胞が壊れるからです。

葉肉貯蔵細胞が壊れるとアリイナーゼと呼ばれる酵素が活性化し、アリインを別の性質のアリシンに変化させるのです。

アリシンはアリインとは似た名前で似た働きを持ちますが、肝心のテストステロン増加は期待できません。

切ったり潰したりすると、たまねぎの刺激的な香りが漂いますが、それはアリインがアリシンに変化した証拠でもあります。

熱に弱い

アリインは熱に弱いです。

つまり、アリインを残しつつたまねぎを食べようと思ったら、調理方法がかなり限定されるのです。

「知ってる。電子レンジで2~3分ほどチンするといいらしいね」

と思われるかもしれません。

確かに電子レンジで加熱をしておくと、アリインをアリシンに変化させるアリイナーゼが抑制されるといわれています。

しかし、タマネギアリインがテストステロンを増加させるという研究データの発表に関わった日進ファルマは、次のようにホームページで述べています。

実はタマネギアリインのパワーを効率的に摂取するには調理法に工夫が必要です。 タマネギをカットすると、アリイナーゼという酵素が活性化し、肝心のタマネギアリインが分解されてしまいます。 また、煮物料理などで長時間加熱してしまってもタマネギアリインは分解され、有用性を失ってしまうのです。 「カットしない」「長時間の加熱をしない」で料理するのは困難ですから、「大きめにカットする」「電子レンジを使って短時間の加熱に留める」といった工夫が必要で、食事から効率よく摂取するのが難しい成分といえるでしょう。
引用:T-アリイン(タマネギアリインとは?)|日清ファルマ株式会社

要するに日進ファルマは、

「長時間の加熱をしないで、電子レンジで短時間だけ加熱する調理法」

という工夫を行うと、タマネギアリインを摂れると書いています。

電子レンジで短時間の加熱を行うとアリイナーゼを抑制し、そのあと長時間の加熱を行っても問題ないとは書いていません。

もちろん、アリイナーゼは酵素ですから、基本的に加熱に弱く失活するのは事実です。

つまり、日進ファルマの記載が間違っている可能性が高いのですが、タマネギアリインの研究に携わっている企業がこのようなイージーミスをするとも考えられません。

日進ファルマはアリイナーゼを加熱により抑制できることがいいたいのではなく、アリイン自体が熱に弱いから電子レンジで行う短時間の調理法を書いたのかもしれません。

アリインを食事で効果的に得るのは面倒です

いずれにしても、タマネギアリインをたまねぎから得るのは、相当面倒くさいというのが本音です。

面倒くさい思いをして実際にテストステロンが増える調理法なのか疑心暗鬼になってしまう。

そんな状態に耐えられないのならおすすめできません。

「じゃあタマネギアリインでテストステロンを増やすのは現実的じゃないのか」

と悲観するかもしれませんね。

対策はあります。

それはタマネギアリインが含まれたサプリを飲むことです。

サプリならタマネギアリインをしっかりと抽出・濃縮するので効率的に摂ることが可能です。

実際に日進ファルマのホームページにも、食事で摂るのはむずかしいと書いた上で、タマネギアリインを高濃度で含有したサプリの開発に成功したと記載してます。

アリインだけに固執するはありません

アリインをどうしても摂りたいなら固執してもいいのです。

しかしながら、テストステロンを増やそうと考えているならアリインに固執する必要はありません。

なぜかというと、テストステロンを増やすという成分はアリインだけではないからです。

むしろ、テストステロンに関しては、アリインよりも精力増強関連成分のほうが一日の長があります。

  • トンカットアリ
  • ソフォン
  • クラチャイダム

こういった成分ですね。

これらもタマネギアリインと同じように、テストステロンを増やすといわれている成分です。

しかしながら、タマネギアリインとは違って、すでに単一だけではなく組み合わせまで進んでいます。

組み合わせというのは、たとえばトンカットアリにソフォンの成分を足したり、トンカットアリにクラチャイダムの成分を足すことをいいます。

相乗効果。

栄養というものは相乗効果があってこそ、その力をいかんなく発揮できます。

「タマネギアリインをサプリで摂っているから完璧だ」

とは考えずに、それに追加してトンカットアリやソフォンなどを摂ったほうが栄養という面で好ましいです。

ただし、現状ではタマネギアリインにテストステロンを増加する成分を入れているサプリは皆無です。

タマネギアリインのサプリと、トンカットアリやクラチャイダムの単品のサプリを飲みあわせる必要があります。

したがって、はじめから精力増強関係を組み合わせているサプリを飲むほうがおすすめです。

なぜなら、いわゆる特定の人に向けて研究・開発されたサプリは、オールインワンパッケージといえるからです。

たとえるなら、アリインのサプリと他のサプリを飲みあわせるのは、素人が体に良いだろうと考えた料理。

特定の人に向けて作られたサプリは、栄養士が栄養価を考えた料理といえばわかりやすいでしょう。

まとめ

かんたんにまとめてみましょうか。

アリインはテストステロンを増やします。

アリインといっても

  • 実際にテストステロンを増やすのはタマネギアリインだけ
  • タマネギアリインは刺激や熱に弱く摂りにくい
  • アリインにこだわる必要はない

といったところです。

タマネギアリインは食事では摂りにくいが、サプリなら摂りやすいです。

しかし、タマネギアリイン以外にもテストステロンを増やす成分は存在しています。

そういった成分を組み合わせて摂ったほうが、相乗効果を期待できるのでおすすめです。

そういった意味では、最初から組み合わせて商品化されている精力増強サプリがいちばん良いでしょう。

最後までお読みいただいてありがとうございます。

吾代でした。


管理人吾代の愛用サプリ。テストステロン、成長ホルモンに良い成分をバランスよく配合しており、精力増強サプリの優等生的存在。すぐ効くタイプではなく「じわじわ系」だが、リスクなくじっくりと栄養面から精力アップを考えたいあなたにおすすめ。悪くなったものを良くするためには最低限、このクラスの高品質サプリメントを飲んでいきたいところです。送料無料で自信ありの返金保証付き。